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カテゴリー:小倉正男の経済コラム
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【小倉正男の経済コラム】マイナス金利・円安・補助金、保護はアニマルスピリット(野生)を殺す
■何故、日本は補助金行政になるのか 日本の失業率だが2・5%(4月)と、一見すると凄まじい優等生ぶりである。金融ではマイナス金利、為替は超円安である。それでは株価は上昇しているのかといえば、その反対で極端な低下… -
【小倉正男の経済コラム】アップルが中国離れ、「ゼロコロナ」でリスク極大化
■長期ロックダウンでGDP(4~6月)はマイナス成長 中国経済が分岐点に立っている。あるいは、曲がり角を迎えているといったほうがよいかもしれない。 中国のGDP(国内総生産)だが、1~3月は実質成長率で… -
【小倉正男の経済コラム】ウクライナ侵攻は「サプライチェーンの戦争」
■自由貿易主義に経済安全保障のタガをはめる バイデン大統領が主導する「インド太平洋経済枠組み」(IPEF)立ち上げが表明された。中国を意識した通商枠組みであり、参加国が半導体などサプライチェーン(供給網)につい… -
【小倉正男の経済コラム】「スタグフレーション」の兆候、「需要不足」が根本原因
■企業物価は「第3次オイルショック」、消費者物価は控えめなインフレ 世界はすでにインフレに覆われている。米国などが典型的であり、3月の消費者物価は前年同月比8・5%アップと40年ぶりの高騰となっている。しかし、… -
【小倉正男の経済コラム】「大ロシア主義」プーチン大統領の暴走を止める者たち 「東部ドンバス」が趨勢を決定
■ドネツ炭田発見、ドンバス地方は「産業革命」の地に発展 ロシアのウクライナ侵攻はすでに8週目だ。ロシアは戦力を再編しドネツク州、ルハンシク州の東部ドンバス地方に振り向けている。ロシアの戦車、装甲車、兵員の損害も… -
【小倉正男の経済コラム】ウクライナ侵攻、プーチン大統領は大誤算の果て「ドンバス決戦」
■ロシアはキーウ(キエフ)は断念、東部ドンバスに集中 ロシアのプーチン大統領は、「(停戦、首脳会談について)まだ機は熟していない」と発言している。イタリアのドラギ首相は、ウクライナ侵攻について速やかな停戦とウク… -
【小倉正男の経済コラム】「プーチンの戦争」ロシアは兵站に欠陥という致命的な誤算
■米国、NATOともクリミア侵攻・併合時は見て見ぬフリ 2014年3月、プーチン大統領のロシアはクリミアに軍事侵攻、当時ウクライナ領とされていたクリミア半島を一方的に併合した。このコラムでは、「ウクライナ軍事介… -
【小倉正男の経済コラム】「飢餓輸出」というウクライナが経験した過酷な歴史
■ゼレンスキー大統領が表明した中立化の条件 ウクライナのゼレンスキー大統領・与党「国民の奉仕者」はロシアが要求する中立化について「米国、欧州にロシアを加えた周辺諸国が安全保障を確約することを条件にNATO(北大… -
【小倉正男の経済コラム】なぜ日本の平均所得(平均賃金)は上がらないのか?
■平均所得がピークを付けたのは1997年 このところ、枕詞のように「日本の賃金が25年の長きにわたって上がっていない」と報道されることが一般的になっている。確かに、それは間違いではないのだが、正確にいうと「平均… -
【小倉正男の経済コラム】岸田文雄首相の「株主資本主義の転換」発言に産業界の反応は?
■「いまさら戻れない」産業界は岸田文雄首相の発言をスルー 岸田文雄首相の「(私が掲げる新しい資本主義において)株主資本主義の転換は重要な考え方のひとつ」という発言があったが、当事者である産業界の反応はどのような…