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カテゴリー:小倉正男の経済コラム
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【小倉正男の経済コラム】米国・債務上限問題 茶番で終わるか大惨事か
■合意なければ6月1日にデフォルト 米国連邦政府の債務上限問題だが、いまだ合意にいたっていない。このままモメ続けることになれば、6月1日にはデフォルト(債務不履行)に陥りかねない。米国経済どころか、世界経済の大… -
【小倉正男の経済コラム】米国金融異変 パウエルFRB議長の「戸惑い」
■預金流失、「取り付け」が銀行破綻の原因 米国の金融システムに異変が生じている。短期間のうちに中堅3銀行の破綻が相次いでいる。どこからみても尋常な状態とはいえない。 「金融システムは健全で強靱だ。預金者… -
【小倉正男の経済コラム】中国経済 いまだ回復の兆しはない
■中国経済に上向きの兆しがない 中国が「ゼロコロナ」政策を転換したのは、昨2022年12月7日のことである。「ゼロコロナ」転換が行われた当初は、それを裏付けるものは「オミクロンの病原性低下」(孫春蘭副首相)とい… -
【小倉正男の経済コラム】サラダクラブ パッケージサラダ新製法「野菜も呼吸している」
■パッケージサラダの消費期限を1日延長する新製法 野菜サラダは食卓に欠かせないものだ。だが、野菜サラダは食卓の主役にはあがいてもなれない宿命を持っている。ただ、鮮度、色合い、味わいが良ければ、主役を引き立てるの… -
【小倉正男の経済コラム】古民家ビジネス 買い手は海外勢、「ヴィンテージ」を評価
■ローカルからグルーバルに発信 京丹波町、京都府のほぼ真ん中に位置し里山が広がっている。福知山市などと並んで「森の京都」といわれている地域である。人口は1万2000人強、以前は1万5000人が住んでいた。人口減… -
【小倉正男の経済コラム】スティーブ・ジョブズ「良いモノを高く」という系譜
■時価総額NO・1企業として君臨 「GAFAM」、グーグル、アマゾン、フェイスブック(現メタ)、アップル、マイクロソフトという蒼々たる現代テクノロジー企業を指す言葉である。なかでもアップルは、時価総額ランキング… -
【小倉正男の経済コラム】「クリスピースパイス ペパー」新感覚の食べるスパイス
■ブラックペパーの辛みを抑えて何度も試作 新型コロナ感染症が中国・武漢で発症したのは2019年後半である。19年11月末にある菓子製品の包装関連企業大阪本社に取材していたら「上海工場が稼働できていない」という話… -
【小倉正男の経済コラム】アップル「よいモノを高く」という頑固な信念
■景気後退と無縁ではなかった アップル、マイクロソフト、メタ(旧フェイスブック)などの2022年10~12月決算は揃って純利益で減益となった。新型コロナの影響に加えてウクライナ戦争、インフレ、利上げなどが影響し… -
【小倉正男の経済コラム】イノベーションなければ「いいモノを安く」は無意味
■「名古屋企業」の元祖ノリタケ 2000年代前半は、いわば「失われた30年」のどん底を極めた時期である。不動産バブル崩壊により大銀行が膨大な不良債権を抱えて青息吐息、財閥などの垣根を超えて金融再編成が進行した。… -
【小倉正男の経済コラム】世界経済 不透明感が強く日本も波乱要因
■米国はインフレが沈静化の兆し 米国のインフレ動向だが、ようやく何とか沈静化の兆しをみせている。2022年12月の消費者物価指数は6.5%増(前年同月比)。6.5%アップの消費者物価で沈静化の兆しというのは、少…