【株式市場】日経平均は1円高、中国景気関連株など堅調だが海運株は安くTOPIXは軟調

◆日経平均は2万7446円91銭(1円35銭高)、TOPIXは1991.35ポイント(1.93ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は5億5674万株

 3月1日(水)前場の東京株式市場は、NY株が下げた中で半導体株指数は続伸のため東京エレク<8035>(東証プライム)などが堅調に推移し、自動車株も朝方を除いて値上がりする銘柄が多く、ホンダ<7267>(東証プライム)はJPモルガン証券による目標株価の引き上げなどもあり堅調。中盤に判明した中国の経済指標を受けSMC<6273>(東証プライム)などは一段高となり鉄鋼、商社株も高い。半面、海運株は28日後場からの下げが止まらず一段安。日経平均は81円安で始まり、午前10時に140円19銭安(2万7305円37銭)まで下押したが、その後は回復し前引けは小幅高となった。TOPIXは戻しきれず小幅安。

 味の素<2802>(東証プライム)が活況高となり純利益の増額修正と自己株式の消却など好感。フォスター電機<6794>(東証プライム)は更なる為替差益への期待など言われ一段高。カナデン<8081>(東証プライム)は自社株買いなど好感され急伸。GFA<8783>(東証スタンダード)は調達資金の使途一部変更など好感され次第に上げて大幅高。シーズメン<3083>(東証スタンダード)は海外資本の買い増し観測再燃とかで再び急伸。ヘッドウォータース<4011>(東証グロース)はAIサービスがアマゾンのサービスに対応など材料視され一段高のストップ高。エヌ・ピー・シー<6255>(東証グロース)は中国の経済指標など好感され出直り拡大。

 東証プライム市場の出来高概算は5億5674万株、売買代金は1兆3918億円。プライム上場1835銘柄のうち、値上がり銘柄数は853銘柄、値下がり銘柄数は895銘柄。

 東証33業種別指数は14業種が値上がりし、鉄鋼、非鉄金属、卸売り、鉱業、機械、輸送用機器、食料品、金属製品、石油石炭、ガラス土石、電気機器、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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