【株式市場】日経平均は437円安、米国での銀行破綻、ドル安など受け個別物色

◆日経平均は2万7706円07銭(437円90銭安)、TOPIXは1990.60ポイント(40.98ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は増加し8億1161万株

 3月13日(月)前場の東京株式市場は、米シリコンバレーバンクの破綻に続きシグネチャー・バンクの破綻も伝えられ、メガバンクや地銀株が下げて始まった上、ドルが売られて急激な円高となったことなどを受け、自動車株や半導体関連株などの多くも下落。東証33業種別指数で値上がりした指数は海運1業種のみだった。中で、四半期決算が大幅増益だったトビラシステムズ<4441>(東証プライム)はストップ高。円高が追い風のニトリHD<9843>(東証プライム)なども高い。日経平均は257円安で始まり、午前10時過ぎに512円44銭安(2万7631円53銭)まで下押したが、前引けは100円近く持ち直した。

 日本色材工業研究所<4920>(東証スタンダード)がストップ高となり、13日からの「マスク着用は個人判断」を受け化粧品の需要回復に期待。アジア航測<9233>(東証スタンダード)は業績予想の増額など好感され一段高。セルシード<7776>(東証グロース)も一段高。

 東証プライム市場の出来高概算は増加し8億1161万株、売買代金は1兆7095億円。プライム上場1835銘柄のうち、値上がり銘柄数は57銘柄、値下がり銘柄数は1770銘柄。

 東証33業種別指数で値上がりした業種は海運1業種にとどまった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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