【株式市場】日経平均は311円安、2日続落だが後場は電機株や商社株など持ち直す

◆日経平均は2万7832円96銭(311円01銭安)、TOPIXは2000.99ポイント(30.59ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は前場の増加が目立ち14億4777万株

 3月13日(月)後場の東京株式市場は、引き続き米銀の破綻を受けて手控えムードが漂う中で、自動車株や銀行株は総じて一段と軟調に推移した一方、キヤノン<7751>(東証プライム)や住友商事<8053>(東証プライム)などは値を戻して始まり底堅く、値がさ半導体株も大引けにかけて小高くなる銘柄があった。商船三井<9104>(東証プライム)などの海運株は小じっかり。日経平均は前引けから30円超高い405円安で始まり、一時450円安ほどの場面があり、大引けは300円安にとどまり2日続落となった。

 後場は、JR各社やKNT-CTホールディングス<9726>(東証スタンダード)が値を上げて始まり、マスク着用の個人判断への移行は旅行・行楽気分をも刺激するとの期待。トーホー<8142>(東証プライム)は今期の増配意向など好感され一段ジリ高。ユークス<4334>(東証スタンダード)は1月決算と今期の大幅増益予想など受け前後場とも終日買い気配のまま大引けまでストップ高。丸千代山岡家<3399>(東証スタンダード)は2月の売上高大幅増など好感され一段高。ラバブルマーケティンググループ<9254>(東証グロース)は子会社の24-7(トゥエンティーフォーセブン)と外部企業とのパートナー契約など好感され連日大幅出直り。上場取りやめを発表した精養軒<9734>(東証スタンダード)は強制買取価格1200円に向けてストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は前場の増加が目立ち14億4777万株(前引けは8億1161万株)、売買代金は3兆1285万株(前引けは1兆7095億円)。プライム上場1835銘柄のうち、値上がり銘柄数は171(前引けは57)銘柄、値下がり銘柄数は1639(同1770)銘柄。

 東証33業種別指数は2業種の値上がりにとどまり、海運、鉱業が高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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