サンリオは業績・配当予想の増額修正など好感されストップ高、第3四半期決算が通期予想を上回る

■再発防止策も発表、相場心理特有の「出尽し感」をもたらす

 サンリオ<8136>(東証プライム)は3月17日、急伸し、午前9時30分にかけてストップ高の4885円(700円高、17%高)に達した。16日の15時に発表した第3四半期連結決算が通期の業績予想を上回る水準で着地し、通期業績予想と配当予想の増額修正、再発防止策も発表。再発防止策については、国内ライセンス事業の収益認識に関する期間帰属の操作に関するもので、相場心理特有の「懸念出尽し」につながったとの見方が出ている。

 今3月期(2023年3月期)の親会社株主に帰属する当期純利益の予想は、2年11月に開示した従来予想を90.0%上回る76億円の見込み(前期の2.2倍)とした。期末配当予想は、従来予想に対し1株当たり5円増の20円の予定(前3月期末比12円の増配)とした。年間では35円の予定(前期比19円の増配)になる。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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