【株式市場】日経平均は323円高、反発、後場は指数連動型の買いも入り一段と上げる

◆日経平均は2万7333円79銭(323円18銭高)、TOPIXは1959.42ポイント(22.32ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は後場増加して16億4105万株

 3月17日(金)後場の東京株式市場は、前場軟調だった自動車株が底堅くなり始め、TDK<6762>(東証プライム)やファナック<6954>(東証プライム)は次第に小高くなり堅調に推移。株価指数連動型の買いが入っているとされ、鉄鋼、海運株も中盤は小高くなった。みずほFG<8411>(東証プライム)などの銀行株も総じて堅調。日経平均は前引けから20円ほど高い201円高で始まり、次第に前場の高値を上回り13時20分過ぎに345円54銭高(2万7356円15銭)まで上げた。大引けも上げ幅300円台を保ち大きく反発した。

 後場は、ビジネス・ブレークスルー<2464>(東証プライム)が中盤から一段と上げてストップ高となり、米オープンAI社製の対話型AIの新機能を採用との発表など引き続き材料視。日本新薬<4516>(東証プライム)は一段と反発幅を広げ筋ジストロフィ薬拡大期待などを買い直す様子。元旦ビューティ工業<5935>(東証スタンダード)は株式5分割発表を買った相場の調整一巡とされ3月末の分割に向けて出直り強まりストップ高。アースインフィニティ<7692>(東証スタンダード)は昼過ぎに発表した小型水力発電所6基譲受など好感され中盤一段高。Chatwork<4448>(東証グロース)はAIチャットボットによるIT新時代への関連など言われて急伸。ペットゴー<7140>(東証グロース)は業績堅調などで急出直り。

 東証プライム市場の出来高概算は後場増加して16億4105万株(前引けは6億4965万株)、売買代金は3兆6788億円(同1兆5006億円)。プライム上場1836銘柄のうち、値上がり銘柄数は1350(前引けは1285)銘柄、値下がり銘柄数は423(同472)銘柄。

 東証33業種別指数は26業種(前引けは24業種)が値上がりし、値上がり率上位は、空運、精密機器、陸運、電機機器、医薬品、サービス、鉱業、倉庫運輸、情報通信、卸売り、その他製品、化学、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  2. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…
  3. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  4. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る