モリ工業は大幅増配など好感され2018年以来の高値に進む、業績予想も増額修正

■3月期末配当を従来予想の90円から一挙に140円に

 モリ工業<5464>(東証スタンダード)は3月20日、飛び出すように急伸し、17%高の3555円(515円高)まで上げた後も3550円前後で売買され、約1週間ぶりに2018年以来の高値に進んでいる。17日15時に業績予想と配当予想の増額修正を発表し、好感されている。今3月期の期末配当は従来予想の1株90円を一挙に140円の予定に増額した。

 発表によると、今期は、ニッケル市況が高値圏で推移する中、材料価格が想定を上回って推移し、販売価格の大きな下落もなく、スプレッドを確保できた。在庫評価益も発生した。今期・2023年3月期の連結業績予想を全体に増額修正し、親会社株主に帰属する連結純利益は従来予想を17.9%上回る66億円の見込みに見直した。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■7日間摂取試験でBCAAやタウリン増加、血液健全性を維持  吉野家ホールディングス<9861>(…
  2. ■日本味と匂学会で優秀発表賞を受賞、応用研究に期待  花王<4452>(東証プライム)は9月24日…
  3. ■GHG削減価値をデジタル証書化、荷主に割り当て  商船三井<9104>(東証プライム)は9月19…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  2. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  3. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  4. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…
  5. ■全市場のわずか1.4%、希少な高配当利回り銘柄が浮上  株式市場では、高配当利回りを持つ10月決…
  6. ■「高市祭り」への期待と警戒交錯、資金は安定配当株へシフト  10月終盤相場は、「高市祭り」か「高…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る