マーチャント・バンカーズが東京都下の賃貸マンションを取得、ネット利回り5.1%程度を見込む

マーチャント・バンカーズ

■年7億円台の家賃収入を10億円とする目標を積極推進

 マーチャント・バンカーズ<3121>(東証スタンダード)は3月20日午後、東京都八王子市の賃貸マンション「コスモリード八王子」(地下1階付7階建、延床面積9738.89平方メートル:2946.01坪、築年月1990年7月)の取得を発表した。契約日は2023年3月16日。取得価格は2228百万円(税込)。

■年間22百万円程度、純利益を押し上げる見通し

 同社では、現在年間7億円台の家賃収入売り上げを10億円とする目標を掲げて、積極的に収益性と資産性の高い大都市圏の賃貸マンションを取得している。保有する物件の売却も積極的に行い、物件売却による利益により購入原資を強化し、安定的収益の源となる優良な収益物件を資産として積上げていく計画。このたび取得した物件は、年間170百万円程度の安定的収入とネット利回り5.1%程度が見込めるとした。

 取得価格のうち、2000百万円は銀行借入により、残額は、自己資金を充当する。本物件取得により、年間22百万円程度、親会社株主に帰属する当期純利益が増加する見通しであり、2023年5月6日発表予定の2024年3月期の業績予想に織り込む。

 同社は、安定的収益基盤の源泉として、長期的に収益用不動産を保有しており、積極的に収益用不動産を取得し、家賃収入による安定的利益の積上げを行いながら、保有物件の入替を行い、積極的に物件売却による利益も実現していく。2021年8月30日「中期経営計画の修正に関するお知らせ」で、物件の取得、入替えにより、年間家賃収入を7億円体制から10億円体制とする目標を掲げている。

 2023年3月期は、4物件の売却により460百万円の利益を確保した。4物件の売却により、合計年間家賃収入180百万円が減少するが、今回の「コスモリード八王子」の取得により、物件売却による家賃収入の減少をカバーし、改めて、年間家賃収入7億円体制とし、年間家賃収入10億円体制を目標に物件の取得と入替えを進めていく。

 今後も、不動産投資事業に関しては、購入、売却を行いながら、開発も含めて、利益を追求していく。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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