【株式市場】日経平均は70円安、国内金利に警戒感、直近IPO株は活況

◆日経平均は2万7348円72銭(70円89銭安)、TOPIXは1953.81ポイント(3.51ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は5億548万株

 3月24日(金)前場の東京株式市場は、朝発表の全国消費者物価指数の前年同月比3.1%上昇を受けて国内金利への警戒感が再燃し、1ドル130円台への円高もあり、自動車、精密機器、機械などが軟調に推移した。一方、アドバンテスト<6857>(東証プライム)などの半導体関連株は総じて堅調で、TBS・HD<9401>(東証プライム)などのTV局株も低PBRが多いとされて堅調。配当妙味の紙パ、海運もしっかり。IPO株が活況で上場2日目のハルメクHD<7119>(東証グロース)、アイビス<9343>(東証グロース)はストップ高。日経平均は50円安で始まり、午前10時過ぎに162円17銭安(2万7257円44銭)まで下押したが、前引けにかけては持ち直した。

 コスモエネルギーホールディングス<5021>(東証プライム)が急伸して高値に迫り総株主還元性向60%の中期計画など好感。リブセンス<6054>(東証プライム)は米オープンAI社の「ChatGPT」利用で出直るが寄り天状態。ユニバーサルエンターテインメント<6425>(東証スタンダード)は大幅増額修正が好感され急出直り。セルシード<7776>(東証グロース)は需給の引き締まりが言われて一段高。

 東証プライム市場の出来高概算は5億548万株、売買代金は1兆2880億円。プライム上場1836銘柄のうち、値上がり銘柄数は714銘柄、値下がり銘柄数は1024銘柄。

 東証33業種別指数は11業種が値上がりし、石油石炭、パルプ紙、海運、水産農林、化学、食料品、電機機器、小売り、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  2. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…
  3. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  4. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る