京急はリアルタイムに確認ができる車内防犯カメラを全790両に導入、AI解析機能も搭載

■2026年度末までに導入

 京浜急行電鉄(京急)<9006>(東証プライム)は4月20日、近年の鉄道車内における傷害事件等の発生を受け、現在使用している記録式の防犯カメラ装置に代えて、リアルタイムに確認ができる新たな防犯カメラを2023年9月下旬から2026年度末までに全790両(128編成:2023年3月31日時点)に導入すると発表。搭載カメラはIoTube model Pro.4G(サービス名:THEASIGHT For IoTube)で、提供はNTTコミュニケーションズ。

■混雑度を可視化する機能等も備える

 今回導入する防犯カメラシステムは、車両に通信機能を持たせたカメラを設置することにより、車内犯罪・トラブル等の際には、地上側でリアルタイムに映像を確認することができ、関係部署の素早い状況把握・確認・対応・連携がおこなえるようになり、列車内の一層の安全性向上が図れる。さらに、防犯カメラシステムにAI解析機能を搭載しており、防犯以外でも車内の混雑度を可視化する機能等も備えることでダイヤ改正などに活用し、サービス向上を図っていく。

 なお、取得したカメラ映像等は、顧客のプライバシー保護のため、法令に基づく場合等を除き、第三者へ提供することはなく、個人情報等の取扱いについて厳重に管理をおこなうとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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