アニコムHDは4か月ぶりに年初来高値を更新、新たな株主還元方針と増配など好感、12%高

銘柄 上がる 上昇 高い ストップ高

■段階的な株主還元の改善を図り、適正資本水準超は自社株買いに

 アニコム ホールディングス(アニコムHD)<8715>(東証プライム)は5月26日、再び一段高となって上値を追い、取引開始後は12%高の660円(72円高)まで上げて約4か月ぶりに年初来の高値を更新し、2022年12月以来の水準に進んでいる。25日の17時に株主還元方針と配当予想の修正(増配)などを発表、2023年度(今期)の配当を前期実績比1円50銭増の5円50銭の予想とし、好感買いが先行している。

 利益配分に関する基本方針は、財務健全性と資本効率を踏まえ、中長期的な視野から、継続的・安定的な利益配分を行っていくことを基本方針として、段階的な株主還元の改善を図り、24年度に向けて配当性向20%水準を目指す。また、今般、算出された「ソルベンシー・マージン比率」を前提に、適正と考える資本水準を超える約40億円については、速やかに最適化すべく、自己株式取得(自社株買い)に充てるとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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