【株式市場】日経平均は114円安、大手商社株や半導体株など一服模様となり反落

◆日経平均は3万1119円27銭(114円27銭安)、TOPIXは2148.14ポイント(12.51ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は5億2840万株

 5月30日(火)前場の東京株式市場は、NY株式の29日取引が休場とあって、ここ活況高だった大手商社株や日経平均への影響度の大きい半導体関連株などが一部を除いて上げ一服の様子となった。一方で、神戸鋼<5406>(東証プライム)は脱炭素への取組や証券会社による投資判断の引き上げなど受けて上げ、熊谷組<1861>(東証プライム)は投資ファンドの保有割合拡大など受けて思惑高。日経平均は取引開始後の141円00銭高(3万1374円54銭)を上値に軟化し、前引けも軟調で4日ぶりの反落模様となった。

 ACCESS<4813>(東証プライム)が買い気配のままストップ高を続け第1四半期連結決算の大幅黒字化など好感。A&Dホロンホールディングス<7745>(東証プライム)は次世代半導体製造技術の「極端紫外線」関連とされ証券会社による投資判断の引き上げもあり一段高。大阪油化工業<4124>(東証スタンダード)は熊谷組のような大量保有株主が出現する可能性あるとかで連日急伸。フジ日本精糖<2114>(東証スタンダード)は業績予想の増額などでストップ高。Birdman<7063>(東証グロース)は10日ぶりに反発し続落の結果7月の韓流大型音楽フェス開催が再び材料視できる水準の見方。monoAI technology<5240>(東証グロース)は連日メタバース空間制作サービスなど好感され活況高だが前日の高値を抜けず売買交錯。

 東証プライム市場の出来高概算は5億2840万株、売買代金は1兆4813億円。プライム上場1835銘柄のうち、値上がり銘柄数は287銘柄、値下がり銘柄数は1484銘柄。

 東証33業種別指数は3業種が値上がりし、鉄鋼、その他製品、精密機器が高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  2. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…
  3. ■節約志向が市場を動かす?  日本の消費者は、節約志向と低価格志向を持続しており、これが市場に影響…
  4. ■投資家の心理を揺さぶる相場の波  日米の高速エレベーター相場は、日替わりで上り下りと忙しい。とく…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る