【注目のリリース】ラクーンの新輸出サービスに海外の小売店など約1000社集まる

株式市場 銘柄

■8月27日に四半期決算を発表する予定で好業績の選別買いも

 企業間電子商取引サイトのラクーン<3031>(東マ)は朝方の347円(49円安)を下値に回復し、全体相場が引き続き不安定な中で、後場は13時にかけて8%高の444円(48円高)と一段高になった。25日午前、小売店向け仕入れサイト「スーパデリバリー」の輸出販売サービス「SD export」が販売側のメーカー約500社、仕入れ側の海外小売店・企業約1000社の規模で同日にスタートしたと発表。また、8月27日に第1四半期決算を発表する予定のため、全体相場の動向によっては好業績銘柄を一本釣り的に選別買いする人気が集中する可能性もあるとして注目されている。

 25日にスタートした企業間電子商取引サイトの輸出販売サービス「SDexport」は、煩雑な輸出手続きから販売後の代金回収まで同社が代行する輸出販売サービスで、メーカー側は日本国内にある「スーパーデリバリー」の倉庫に商品を発送するだけで、世界134ヵ国の小売店・企業と手軽で安全に取引することが可能になる。

 「SD export」は2015年6月10日から海外小売店・企業の事前登録受付を行ってきた。その結果、サービス開始までの2ヵ月強の間に約1000店舗の登録があり、アジア圏から703店舗、北米圏からは108店舗、欧州圏からは86店舗など、世界134ヵ国の店舗が登録した。一方、販売メーカー側はすでに約500社が申し込み、約7万点が出品されている。

 商品ジャンル内訳としては、アクセサリー・ジュエリーが最も多く、次にレディースア
パレルジャンルの商品が多い。また、昨今海外で人気のある日本の伝統的な工芸品についてもメーカーの集客に力を入れており、今後も小売店・企業からのニーズをみながら取扱い商品やその数を増やしていく予定とした。

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