カカクコム、ChatGPTプラグインで「価格.com」の商品検索が簡単に、AIが最適な商品を提案

■商品が簡単に検索できる

 カカクコム<2371>(東証プライム)は2日、購買支援サイト「価格.com」の新たな取り組みとして、OpenAI社の対話型AI「ChatGPT」向け機能拡張ツール(ChatGPTプラグイン)の提供を開始したと発表。ChatGPTで同プラグインを有効にすることで、価格.comに登録されている商品を簡単に検索でき、そのまま価格.comに移動して商品の詳細も確認できる。

■価格.comが持つ商品データベースと連携

 今回、同社は価格.comにおける最新のテクノロジーを活用した新たな取り組みとして、同社の審査を経てChatGPTプラグインの提供を開始。同プラグインにより価格.comが持つ商品データベースを連携することで、ユーザーがChatGPTを使って条件に合った商品を簡単に検索できるようにした。

 同プラグインを有効にしたユーザーは、ChatGPTに対して希望の商品カテゴリー、予算、メーカー名、商品名などを指定することで、価格.comに掲載されている多様な商品の中から、希望に合う商品を直感的に検索、比較できるようになる。また、ChatGPTの検索結果から価格.comに移動して、商品詳細を確認し、さらに販売店舗のサイトに移動して購入することも可能。

【参考:ChatGPTプラグインについて】

 OpenAI社は、ChatGPTによる検索結果として外部サービスから取得した最新の情報を表示するなど、さらに幅広いアクションを実現するための機能拡張ツール(ChatGPTプラグイン)を2023年3月23日から公開している(※)。同社ではまず、日本国内のインターネットサービスとしては初めて、レストラン検索・予約サイト「食べログ」のChatGPTプラグインを5月6日に提供開始。食べログ掲載店舗のネット予約在庫情報をChatGPTに連携することで、ユーザーがChatGPTを使って飲食店の最新の空席情報を検索できるようにした。

 (※)OpenAI社では現在、ChatGPT Plus(有料版)のユーザーに限定してChatGPTプラグインの公開を行っている。また、ChatGPTプラグインはベータ版であり、ユーザーインターフェースやパフォーマンスに変更が生じる可能性がある。

 今回のChatGPTプラグインをはじめ、同社では豊富な知見とネットワークを有するデジタルガレージの協力を得ながら、先進技術を事業において活用する取り組みを進めている。今後も、こうした取り組みを通じて、より便利で充実したサービスの提供を続けていくとしている。

■「価格.com」について

 1997年開設の購買支援サイト「価格.com」は、「『買ってよかった』をすべてのひとに。」をコンセプトに、パソコン・家電・スマートフォン・インテリア・ファッション・プロバイダ・保険など、多種多様なジャンルの商品・サービスの価格情報や口コミ・レビューを提供している。“満足のいく買い物”をお手伝いするサービスとして、現在では約4200万人の方々が利用している。

【価格.com サイトデータ】(2023年3⽉現在)
 ⽉間利⽤者数 4235万人、⽉間総ページビュー3億4966万PV
 <利⽤者内訳>PC:1184万⼈ スマートフォン:3050万⼈
(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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