【株式市場】いぜん中国株が不透明で大引けは再び大幅安の6日続落

◆日経平均の終値は2万7806円70銭(733円98銭安)、TOPIXは1432.65ポイント(48.22ポイント安)、出来高概算(東証1部)は急増して47億4000万株

25日後場の東京株式市場は、日経平均が13時30分頃まで200円高の1万8750円前後で推移して堅調だったが、中国株式の後場の取引が始まる前に前に手仕舞おうとの意向が強まり、上海市場の後場が始まる日本時間の14時を待たずに軟化し始め、大引け間際には朝方の安値に迫る1万7800円台前半まで下げた。結局6日続落となり、終値での1万8000円割れは2月17日以来となった。上海総合指数は後場6~7%安で推移。

円相場は平均株価の軟化とともに円高基調。このため、一時堅調だったトヨタ自動車<7203>(東1)などが再び軟化し、ゲーム関連株のコロプラ<3668>(東1)が「白猫プロジェクト」の累計4900万ダウンロード突破などを評価し直す様子になり大きく反発し、リズム時計工業<7769>(東1)は自社株買いの上限拡大などが好感されて高い。ストリーム<3071>(東マ)は業績予想の大幅増額でストップ高。テラスカイ<3915>(東マ)はキヤノングループとの代理店提携などが引き続き好感されて急反発。朝日ラバー<5162>(JQS)は新工場建設などが言われてストップ高の急反発。

東証1部の出来高概算は急増して47億4000万株(前引けは27億1582万株)、売買代金は4兆9240億円(同2兆6446億円)。1部上場1892銘柄のうち、値上がり銘柄数は116(同1102)銘柄、値下がり銘柄数は1751(同700)銘柄。

また、東証33業種別指数は空運1業種のみ値上がり(前引けは26業種が値上がり)し、値下がり率上位の業種は、倉庫・運輸、非鉄金属、鉄鋼、陸運、卸売り、海運、などとなった。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  2. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…
  3. ■節約志向が市場を動かす?  日本の消費者は、節約志向と低価格志向を持続しており、これが市場に影響…
  4. ■投資家の心理を揺さぶる相場の波  日米の高速エレベーター相場は、日替わりで上り下りと忙しい。とく…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る