【株式市場】好決算銘柄など高く日経平均は小安いが他の指数は堅調

株式市場 日経平均株価

◆日経平均の終値は1万8264円22銭(35円40銭安)、TOPIXは1480.23ポイント(0.71ポイント高)、出来高概算(東証1部)は28億1507万株

チャート4 11日後場の東京株式市場は、夜に米国の卸売物価指数や財政収支などの経済指標が判明するため積極的なポジションを取る様子が少ないようで、11時に発表した四半期決算が好調だったヤーマン<6630>(東1)が一段高のストップ高となるなど、材料の出た銘柄などを個別に評価する展開となった。日経平均は後場寄り後の63円37銭高(1万8362円99銭)を本日の高値に伸びきれず小幅続落となったが、TOPIXや東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均は高い。

 後場は、鬼怒川の決壊などの豪雨災害が思惑材料視されたようで資材通販のMonotaRO<3064>(東1)サカタのタネ<1377>(東1)ニッパンレンタル<4669>(JQS)などが上げ、ビットアイル<3811>(東1)は米国のデータセンター大手不ループによるTOB(株式公開買付け)を材料に3日連続ストップ高を続け、ニトリホールディングス<9843>(東1)はクレディスイス証券による目標株価引き上げなどが好感されて出直りを拡大し、ディップ<2379>(東1)は改正労働者派遣法の可決が材料視されて3日続伸。デザインワン<6048>(東マ)は8月決算の発表に期待が高まる様子で急反発となり、アスカネット<2438>(東マ)は新技術・新製品への期待などで大幅続伸。

 東証1部の出来高概算は28億1507万株(前引けは18億1320万株)、売買代金は3兆4716億円(同2兆3369億円)。1部上場1897柄のうち、値上がり銘柄数は1267(同1274)銘柄、値下がり銘柄数は547(同535)銘柄。

 また、東証33業種別指数は16業種(前引けは19銘柄)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、小売り、水産・農林、不動産、証券・商品先物、サービス、銀行、などとなった。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  2. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…
  3. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  4. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る