【引け後のリリース】アルプス電気がスイスの電力基盤大手とスマート分電盤

引け後のリリース

 アルプス電気<6770>(東1・売買単位100株)は25日、磁気式電流センサをスイスのABB(エー・ビー・ビー)社と共同開発し、本年9月から量産を開始と発表した。ABBは、世界の約100カ国に14万人の従業員を擁する電力技術とオートメーション技術のリーディングカンパニーで、電力、一般産業、交通/社会基盤の各分野に提供している。この日の株価終値は3495円(55円安)だったが、7月以降3度目の一時3400円割れを見たため下値調べに一巡感が出てきた。

 発表によると、近年、ますます省エネが重要視されるなか、ビルや事業所、家庭などの消費電力を見える化しエネルギー運用を効率化する、いわゆるxEMS(Energy Management System)の導入・実用化が本格化しつつある。また、世界各国でエネルギー運用に関する新たな法規制も整備されるなど、エネルギー需給をより細かく把握・コントロールすることが求められるようになってきた。

 ただし、現在、多くの場合は、いずれも煩雑な結線作業など大規模な工事を要し、事側、施設使用者ともに大きな負担を伴うことが課題となっていた。

これらの課題を解決すべく、スイスを本拠地とするABB社の日本法人であるABB株式会社は、2014年5月、メンテナンス性に優れたデータセンター向けスマート分電盤を開発、販売を開始していましたが、このたび、新型CMSおよび当社グループと共同開発した電流センサを搭載したことで、更なるスマート化を実現した。

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