【編集長の視点】アダストリアは今度は2月通期業績を上方修正し増配も加わって高値更新

編集長の視点

アダストリア<2685>(東1)は、710円高の7860円まで上げて、9月16日につけた年初来高値7640円を更新した。前日30日大引け後に今2月期第2四半期(2Q)累計決算の発表と同時に、今度は2月通期業績を上方修正、純利益が、V字回復して市場コンセンサスをクリアし中間配当・期末配当を大幅に増配することを歓迎してディフェンシブ株買い増勢となっている。信用取組も、薄めながら売り長で逆日歩がつく好需給となっており、売り方の買い戻しも交錯している。

■夏物、初秋物が好調に推移し通期経常利益は前期比2.2倍増とV字回復

同社の今2月期業績は、2Q累計業績を今年6月、9月と2回も上方修正したが、2月通期業績については期初予想を据え置いてきた。その2Q累計業績は、9月16日の再上方修正値をさらに上ぶれV字回復して着地しており、つれて2月通期業績を上方修正した。期初予想より売り上げを82億円、経常利益を73億円、純利益を44億円それぞれ引き上げたもので、経常利益は、143億円(前期比2.2倍)、純利益は、68億円(前期は5億300万円の黒字)とV字回復し、純利益は、市場コンセンサスを1億円オーバーする。

2Q業績が、主力ブランドのベーシックアイテムの品質改善・販売力向上、WEB事業の大幅伸長に加えて、天候に恵まれて夏物、初秋物の売り上げが好調に推移し、値下げロス抑制により売上総利益率が改善、販管費のコントロールなどで9月16日の再上方修正値を上回っており、第3四半期以降も、円安による仕入原価上昇の影響はあるものの、2Q累計業績の上ぶれ着地要因がそのまま継続するとして2月通期業績を上方修正した。この上方修正に伴って中間配当を期初予想の30円から40円、期末配当も同じく45円から70円にそれぞれ引き上げ、年間110円(前期実績75円)に大幅増配する。

■25日線水準で下値を確認し信用好需給をテコに高値奪回に弾み

株価は、今年6月の今期2Q累計業績の上方修正ではストップ高し、9月7日の2Q業績の上ぶれ観測報道が加わって年初来高値7640円まで74%高したが、9月16日の2Q累計業績の再上方修正では、全般相場の急落も響いて、目先の利益確定売りに押され6720円まで調整し、下ヒゲを伸ばして25日移動平均線で下値を確認してきた。PER評価では26倍台と割安感は小さいが、株不足で逆日歩のつく信用好需給などをテコに高値奪回から一段の上値チャレンジが続こう。(本紙編集長・浅妻昭治)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

最新記事

カテゴリー別記事情報

     

    新着記事

    ピックアップ記事

    1.  大型連休中の先週、野菜などで作った代替肉の食品メーカー、ビヨンド・ミートが米国でNASDAQ…
    2. ■前3月期の営業利益2.1倍など業績の大幅回復とともに注目強まる ミサワホーム中国<17…
    3. クリナップ<7955>(東1)は、3月5日から3月8日まで東京ビッグサイトで開催された「建築・建材…
    2019年8月
    « 7月    
     1234
    567891011
    12131415161718
    19202122232425
    262728293031  

    アーカイブ

    IRインタビュー 一覧

    Eストアーの石村賢一社長に聞く アイビーシーの加藤裕之社長に聞く ピクスタの古俣大介社長に聞く メディカル・データ・ビジョンの岩崎博之社長に聞く イワキの岩城慶太郎副社長に聞く ヨコレイの西山敏彦社長に展望を聞く 平山の平山善一社長に近況と展望を聞く アンジェス MGの山田 英社長に聞く CRI・ミドルウェアの押見正雄社長に聞く 京写の児嶋一登社長に聞く

    アーカイブ

    「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
    また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
    ページ上部へ戻る