【狙い場・買い場】ツヴァイは子育て支援関連、今期12%営業増益、利回り3.5%

狙い場・買い場

ツヴァイ<2417>(東2)は、ミニゴールデンクロスを示現。子育て支援関連として注目したい。

同社は、2015年度版オリコン顧客満足度ランキング「結婚情報サービス部門」において、総合第1位を獲得している。政府主導の地方創生策の下、各自治体も少子化対策を進めている中、 同社においては新潟県湯沢町と特別団体契約を締結するなど、結婚・婚活支援による地方活性化策にも積極的に取り組んでいる。

今2016年2月期第・2四半期業績予想は、売上高19億円(前年同期比0.1%増)、営業利益5000万円(同33.0%減)、経常利益7200万円(同25.9%減)、純利益4000万円(同48.7%減)を見込んでいる。

通期業績予想は、売上高40億円(前期比5.4%増)、営業利益2億5000万円(同12.7%増)、経常利益2億8000万円(同3.3%増)、純利益1億6000万円(同1.7%増)を見込んでいる。年間配当は期末一括30円継続を予定している。

第1四半期は、ツヴァイ事業で、マリッジコンサルタントの処遇改善と、教育プログラムの再構築を行うとともに、全店にタブレット端末を配布し、動画を活用したサービス説明を取り入れるなど、現場力の強化に取り組んでいるが寄与し、新規入会者は前年比122%と大幅に改善している。基幹システム刷新や社内体制の整備を実施していることから、初期コストが発生していることから営業赤字となっているが、通期業績予想は達成できる見通し。

株価は、2月24日につけた年初来の高値911円から8月26日に年初来の安値802円まで調整。その後、モミ合っているが、下値を切り上げている。アベノミクスは第2ステージへと移り、目指すは一億総活躍社会。子育て支援策が進むようであれば、同社の事業環境も大きく上向く。外国人持ち株比率は2.6%と低く外部環境の影響を受けにくいほか、PBR0.80倍と割り負け、配当利回り3.5%と利回り妙味が増す。テーマ銘柄として水準訂正の動きとなるか注目したい。

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