【株式評論家の視点】データセクションの今期2倍超える増益、株価リバウンド狙える

株式評論家の視点

データセクション<3905>(東マ)は、ソーシャルメディアデータを中心としたビッグデータ活用サービスを提供している。分析ツールの提供から、レポーティング、データ提供、システム開発など、顧客の課題やニーズに合わせたサービスの提供・提案をしている。情報サービス業界においては、クラウドサービス、セキュリティ対策、ビッグデータ対応等、継続して新たな需要が創出される状況にある。

同社においては、新規事業・新規サービス開発をより推進させる為に、今2016年3月期第1四半期において新卒・中途合わせて13名という積極的な採用活動を実施し、人材への先行投資を実施。 新規事業・新規サービス開発活動を推し進め、ビッグデータ分析を活用した株価予想システムやテレビ番組に関するTwitter上の発言をクイックに分析できるサービス「TV insight」を開発。第2四半期以降においても人材の先行投資の成果をより発現出来るよう、継続して新規事業・新サービス開発への取り組みを加速させている。

今16年3月期・第1四半期業績実績は、売上高9300万円、営業利益200万円、経常利益500万円、純利益300万円に着地。

通期業績予想は、売上高4億~9億円(上限で前期比2.4倍、平均72.9%増)、営業利益1700万円~4億0100万円(同4.8倍、同2.5倍)、経常利益3000万円~4億1400万円(同4.9倍、同2.6倍)、純利益1500万円~2億4500万円(同3.9倍、同2.1倍)を見込んでいる。

株価は、1月7日につけた上場来の高値1730円から8月25日に上場来の安値476円と72%調整した後、もみ合っているが500円割れを下値として固めている。8月18日に新規事業として人工知能(ディープラーニング)を活用した「WEB画像フィルタリングサービス」の提供を開始すると発表済みで、様々な画像の中から、不適切画像(性的・官能的な画像や凄惨な画像)を高精にかつ低コストで判定できるようになるとしており、今後業績に貢献する見通し。9月30日にミニゴールデンクロスを示現しており、目先リバウンド局面入りとなるか注目されそうだ。(株式評論家・信濃川)

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