片倉オートアグリがTPPの野菜輸入関税など思惑に出直る

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 片倉オートアグリ<4031>(東1・売買単位千株)は14時30分を過ぎて7%高の266円(17円高)前後で推移し、このところの出直り相場で高値を更新した。旧・コープケミカルと片倉工業の肥料会社が統合して発足し、肥料では国内最大。TPP(環太平洋経済連携協定)交渉では、約100品目の野菜の輸入関税が協定発効後ただちに撤廃されると伝えられたため、国内農業の競争力強化に向けた需要などが期待されている。8月下旬に全体相場の急落とともに下げ、まだ本格的な戻り相場が発生していない。回復が鈍いと言われればそれまでだが、逆に見ると、すでに戻り相場を演じた銘柄よりも上値余地が大きいことにはなる。出遅れ株物色の再燃に注目したいところといえそうだ。

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