日銀は「国内景気緩やかな回復」だが先物下げトヨタ自動車軟調転換

日本銀行 日銀

トヨタ自動車<7203>(東1・売買単位100株)は10時20分にかけて1.6%安の7283円(117円安)まで軟化し、朝方の19円高から値を消す展開になっている。「レクサス」ブランドのSUV(多目的スポーツ車)「LX」の受注が9月の発売開始から1カ月で約2千台に達したと伝えられるなどの好材料はあるが、日経225先物などが10時前後から下げ幅を広げ、主力株には裁定取引による機械的な売りが出ているようだ。

日経平均は一時200円安。日銀総裁が日銀支店長会議の冒頭、国内景気について緩やかな回復を続けているとの認識を示したなどと伝えられたが、株価指数先物などは逆の反応となった。ファーストリテイリング<9983>(東1)など、日経平均に対する寄与度の大きい銘柄は総じて軟化が目立っている。

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