【株式市場】マンションが傾いた問題の影響続くが日経平均は堅調反発

株式市場

◆日経平均の終値は1万8207円15銭(75円92銭高)、TOPIXは1499.28ポイント(4.53ポイント高)、出来高概算(東証1部)は17億8157万株

チャート4 20日後場の東京株式市場は、補正予算への期待などでファナック<6954>(東1)などが持ち直し、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>(東1)などのメガバンクは一段強含んだため、日経平均は150円高の1万9300円前後まで回復する場面があった。大引けにかけては、夜に米国の住宅着工件数が判明するため一進一退となったが、昨日の160円安から反発した。東証マザーズ指数、日経JASDAQ平均は軟調だった。

 後場は、住友不動産販売<8870>(東1)長谷工コーポレーション<1808>(東1)が特段の材料もなく一段安となり、横浜の大規模マンションの一部が傾いた問題に端を発して手控える雰囲気があったが、土木管理総合試験所<6171>(東2)はストップ高。新日本科学<2395>(東1)は再生医療技術に関する一部報道からの連想買いなどとされて急伸し、宝ホールディングス<2531>(東1)は業績予想の上方修正などが好感されて戻り高値に進み、エイジア<2352>(東マ)は人工知能ベンチャー企業との提携などが好感されてストップ高。

 東証1部の出来高概算は17億8157万株(前引けは8億9079万株)、売買代金は1兆8235億円(同8534億円)。1部上場1901柄のうち、値上がり銘柄数は688(同596)銘柄、値下がり銘柄数は1070(同1136)銘柄。

 また、東証33業種別指数は18業種(前引けは12業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、情報・通信、銀行、海運、保険、繊維製品、水産・農林、卸売り、医薬品、電気機器、精密機器、などとなった。

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