ソニーがクリスマスセールへの期待などで戻り高値に進む

SONY ソニー

 ソニー<6758>(東1・売買単位100株)は後場一段強い展開となり、3411.0円(141.0円高)まで上げて8月以降の戻り相場で高値を更新した。米国の9月の米住宅着工件数が3カ月ぶりの増加となり、北米景気がクリスマスセールに向けて期待できるとの見方がある。3400円台回復は8月19日以来になり、全体相場が中国株の波乱を受けて急落する直前の水準を回復した形。信用売り残が多いまま回復が進んでいるため、どこかの段階でまとまった買い戻しが入り値幅をともなう上昇に発展する期待が出ている。

 21日は、米ソニー・ピクチャーズエンタテインメント(SPE)が「北朝鮮の金正恩第1書記暗殺をテーマにしたコメディー映画「ザ・インタビュー」の公開に絡んだ昨年のハッカー攻撃をめぐり、個人情報が盗まれたとして提訴した現・元従業員に最高800万ドルを支払い、和解する」(ロイター通信21日朝)などと伝えられ、投資家心理として不透明要因に出尽し感が広がったようだ。

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