【株式評論家の視点】ティムコはフィシング用品主力に登山などアウトドア用品の大手、今11月期2ケタ増益、期末一括12円配当に魅力

株式評論家の視点

ティムコ<7501>(JQS)はフィッシング・アウトドア関連用品の企画開発、輸出入、製造及び販売を行っている。同社は竿から衣料品に至るまで、すべてのフライ用品を取り扱う唯一の企業で、「オービス」「サイエンティフィックアングラーズ/3M」「アンプカ」など、海外ブランドの国内総販売元としてだけでなく、「TMCフライフック(釣針)」「リーダークリッパー(糸切専用鋏)」「シマザキ・ドライシェイク(毛鉤用浮力材)」など、世界的に有名なオリジナル商品の開発も積極的に展開している。

フィッシング事業では、釣り人口の裾野拡大に寄与しながら、ブランド力の強化とネット活用の取り組みにより収益性の向上に注力しているほか、アウトドア事業に関しては、アウトドア衣料ブランド「フォックスファイヤー」の商品力強化とともに、引き続き直営店舗「フォックスファイヤーストア」の収益性向上に注力している。

今2015年11月期・第3四半期業績実績は、売上高が20億6800万円(前年同期比3.2%減)、営業損益が1200万円の赤字(同1900万円の赤字)、経常損益が700万円の赤字(同1200万円の赤字)、最終損益が2300万円の赤字(同2100万円の赤字)に着地。

通期業績予想は、売上高が28億4000万円(前期比3.1%減)、営業利益が3700万円(同46.5%増)、経常利益が4000万円(同10.8%増)、純利益が1200万円(同47.9%増)を見込む。年間配当は期末一括12円継続を予定している。

第3四半期では、フィッシング事業でルアー用品が仕入計画の遅延や取引先小売店の販売が低迷しているが、アウトドア事業で春以降にデング熱対策に最適な防虫素材「スコーロン」を使用したで衣料品の販売が増加し、春夏物衣料は堅調。損害保険代理店業の手数料収入と不動産賃貸収入が賃貸面積の増床で、全体としては赤字幅を縮めた。

株価は、4月28日につけた年初来高値588円から10月6日の年初来安値540円まで調整を挟んで上昇。訪日観光客による各地の景勝地を巡るアウトドア人気が高まり、アウトドア衣料品の購入が増えており、今後の展開が期待される。無借金経営でPBR0.2倍と割り負け、配当利回りは2.1%と利回り妙味がソコソコあり見直し余地はある。2016年11月期業績は上向くと観測されており、来月権利取りを意識し上昇基調を強める可能性はありそうだ。(株式評論家&アナリスト・信濃川)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

最新記事

カテゴリー別記事情報

     

    新着記事

    ピックアップ記事

    1. ■東京2020オリンピック競技大会まであと200日!  東京2020大会のゴールド証券パート…
    2.  2020年1月6日(月)、日本取引所グループ(JPX)は東京証券取引所で新年恒例の「大発会」を…
    3. 株式市場における主要テーマとして注目  ブロックチェーンの技術を活用した新たな金融サービスの…
    2020年5月
    « 4月    
     123
    45678910
    11121314151617
    18192021222324
    25262728293031

    アーカイブ

    IRインタビュー 一覧

    テンポイノベーション・原康雄社長 アルコニックスの竹井正人社長 JPホールディングス・古川浩一郎社長に聞く Eストアーの石村賢一社長に聞く アイビーシーの加藤裕之社長に聞く ピクスタの古俣大介社長に聞く メディカル・データ・ビジョンの岩崎博之社長に聞く イワキの岩城慶太郎副社長に聞く ヨコレイの西山敏彦社長に展望を聞く 平山の平山善一社長に近況と展望を聞く アンジェス MGの山田 英社長に聞く CRI・ミドルウェアの押見正雄社長に聞く 京写の児嶋一登社長に聞く

    アーカイブ

    「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
    また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
    ページ上部へ戻る