【銘柄フラッシュ】FFRIが急伸し本日上場の3銘柄はまずまずの初値

銘柄フラッシュ

 18日は、3日連続大幅高となって前場高値を更新したスカイマーク<9204>(東1)が大引けにかけて急速に下げて9.9%安となり、売買代金1位のマーベラス<7844>(東1)も14時前から軟調に転じて1.6%安など、このところ活況の材料株の一部に利食いとみられる売りが見られた。前場上げたトヨタ自動車<7203>(東1)が一進一退に転じて1.5%高となった半面、三井不動産<8801>(東1)は後場一段上値を追う場面があり1.7%高など、循環物色の様子もあった。

 材料株の物色は根強く、テクノマセマティカル<3787>(東マ)は次世代の「8K」テレビの画質を劣化させずに圧縮状態から「解凍」する技術が言われて26.4%ストップ高、FFRI<3692>(東マ)は米ソニー・ピクチャーズに対する執拗なサイバー攻撃を念頭にサイバーセキュリティシステムを見直すとされて22.4%ストップ高、上場2日目の今村証券<7175>(JQS)は金沢本社で北陸新幹線や地方創生政策に期待と24.2%ストップ高。

◆本日は3銘柄が新規上場となり後場値を消す銘柄もあった。
・東証1部に直接上場となったgumi(グミ)<3903>(東1、売買単位100株)はスマートフォン向けオンラインゲーム開発などを行ない、9時ちょうどに公開価格3300円で初値。高値は3340円、終値は3165円。
・東証2部に上場した大冷(だいれい)<2883>(東2・売買単位100株)は「骨なし魚」のトップ企業で、9時11分に公開価格1800円に対し1680円で初値。高値は1744円、円。終値は1665円。
アドベンチャー<6030>(東マ、売買単位100株)は国内航空券などのネット販売も行なうオンライン旅行社で、買い気配を上げて13時59分に公開価格公開価格2500円の2.3倍の5680円で初値がついた。高値は6430円、終値は本日の下限値の4680円。

 東証1部の値がり率1位は石塚硝子<5204>(東1)の32.3%ストップ高となり高級品の鳴海製陶(名古屋市)の買収を好感し10月以来の200円台を回復、2位はドリームインキュベータ<4310>(東1)の15.8%高となりロボットの開発活用する企業を支援する選抜チーム「ロボティクスグループ」発足発表が好感されて高値更新、3位はエコナックホールディングス<3521>(東1)の15.1%高となり衰退産業とされていた刺繍レースが訪日外国人に大人気との見方がありV字型の出直りとなった。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  2. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…
  3. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  4. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る