ジェイテックの第2四半期は、大幅増益で黒字転換

■新卒テクノロジストの配属が進捗し、稼働率が前年同期を上回る

 ジェイテック<2479>(JQS)の第2四半期は、大幅増益で黒字転換となった。

 第2四半期連結業績は、売上高16億28百万円(前年同期比1.0%減)、営業利益13百万円(前年同期は△27百万円)、経常利益12百万円(同△28百万円)、純利益1百万円(同△39百万円)であった。

 主力事業である技術職知財リース事業の主要取引先である自動車業界において、先進安全技術への高まりにより機械設計開発分野に加え、電気・電子設計開発分野、ソフトウェア開発分野の技術者の要請が増加したことにより新卒テクノロジストの配属が進捗し、稼働率が前年同期を上回った。

 セグメント別の業績は、技術職知財リース事業は、産業用機器関連及び電子・電気機器関連等の顧客企業からの取引が前年同期より増加したものの、技術職知財リース事業の売上高は15億66百万円(前年同期比1.3%減)、セグメント利益は1億79百万円(同39.9%増)と減収ながら契約単価の改善が進み大幅増益となった。

 一般派遣及びエンジニア派遣事業については、ベンチャービジネスサポートの新規設立及び他社からの事業譲受により新規取引が増加した結果、売上高62百万円(同7.6%増)、セグメント利益は△6百万円(前年同期は7百万円)と増収ながらのれん代が発生したことで減益となった。

 第2四半期の業績が順調に推移していることから、通期連結業績予想は、当初通りの売上高36億21百万円(前期比8.2%増)、営業利益1億33百万円(同68.0%増)、経常利益1億32百万円(同69.8%増)、純利益1億10百万円(同89.7%増)と増収大幅増益を見込む。

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