久世の第2四半期は、当初の減収減益予想から一転、増収増益で経常・最終利益は黒字転換

■今期通期連結業績予想の数値はほぼ達成されるものと予想される

 久世<2708>(JQS)の第2四半期業績予想は、6日の大幅上方修正発表で、当初の減収減益予想から一転、増収増益で経常・最終利益は黒字転換が見込まれていた。

 10日引け後に第2四半期連結業績が正式に発表された。売上高は、337億75百万円(前年同期比0.3%増)、営業利益△31百万円(前年同期△2億23百万円)、経常利益82百万円(同△1億76百万円)、純利益1億13百万円(同△1億43百万円)であった。

 通期業績予想に対する進捗率は、売上高53%、経常利益34.9%、純利益51.4%と経常利益の進捗率が低い。

 ところが、第2四半期(7月から9月)の連結業績は、売上高172億74百万円、営業利益99百万円、経常利益1億72百万円、純利益1億76百万円と好業績であった。

 もし、繁忙期の第3四半期、第4四半期が第2四半期と同じく好業績であると仮定すると、下半期の経常利益は3億44百万円と今期通期予想の2億35百万円を大きく上回ることになる。

 従って、今期通期連結業績予想の数値はほぼ達成されるものと予想される。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  2. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…
  3. ■節約志向が市場を動かす?  日本の消費者は、節約志向と低価格志向を持続しており、これが市場に影響…
  4. ■投資家の心理を揺さぶる相場の波  日米の高速エレベーター相場は、日替わりで上り下りと忙しい。とく…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る