アスラポートダイニングは第2四半期の連結業績を発表し、通期業績予想を上方修正

■今期は英国の三法人に加え、九州乳業を連結会計に取り込む

 アスラポートダイニング<3069>(JQS)は12日、第2四半期の連結業績を発表し、これを受けて通期業績予想を上方修正した。

 16年3月期第2四半期の連結業績累計(15年4月~9月)は、当初予想(5月14日公表)を修正し、売上高は前年同期比59.3%増の82億2500万円となり、従来予想と比較して18.4%上回った。営業利益は同16.9%減の2億9200万円となり、従来予想と比較して15.0%下回った。経常利益は同17.9%減の2億6000万円となり、従来予想と比較して14.6%下回った。四半期純利益は同5.2%減の2億3900万円となり、従来予想と比較して17.2%上回って着地した。


 発表によると、修正の理由として、上期(4月~9月)は英国の三法人を連結会計に取り込んだことで、売上は増加だが、利益面は、弘乳舎では、季節要因等による飲用乳の需要増加が余剰乳の減少を招き、収益性の高い受託事業の利益が減少した。さらに新規事業では、今後の多店舗展開に向けた人材採用や米国研修等を積極的に行った結果、開店準備費用が増加したことも、減益要因となったとしている。

 また、上期業績発表を受けて、今期連結業績見通しは当初予想を上方修正した。英国の三法人に加え、第三四半期以降、九州乳業を連結会計に取り込むことで、売上高は前年同期比2.0倍の227億3200万円、従来予想と比較して50.1%増、営業利益は同17.4%増の8億2200万円、従来予想と比較して16.2%増、経常利益は同13.5%増の7億600万円、従来予想と比較して11.0%増を見込んでいる。また、茨城乳業の子会社化に伴う負ののれんの一括償却により特別利益を計上したことで、純利益は同35.1%増の5億2500万円、従来予想と比較して28.3%増と上方修正により、大幅増収で増益を見込む。

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