好業績にもかかわらずあじかんの株価は全く反応せず

株式市場 銘柄

■第2四半期業績は当初予想を大きく上回るも、通期業績予想は当初予想を据え置く

 あじかん<2907>(東2)は2日引け後、今期第2四半期業績予想の上方修正を発表した。当初予想の赤字から一転黒字予想となった。しかし、4日の株価は、好業績にもかかわらず全く反応しなかった。

 12日に発表した第2四半期連結業績は、売上高192億35百万円(前年同期比8.5%増)、営業利益1億09百万円(前年同期△1億28百万円)、経常利益1億36百万円(同26百万円)、純利益41百万円(同△25百万円)と増収大幅増益であった。

 第2四半期連結業績が当初予想を売上高で9億35百万円、営業利益で2億29百万円、経常利益で2億66百万円、純利益で1億61百万円と大幅に上振れたものの、通期連結業績予想が当初予想を据え置いたことから、株価への反応がなかったものと思われる。

 同社では、冬場の需要期に向けて、さらに原材料価格が高騰する見込みであることや、為替・株価など、先行き不透明で流動的要素が多いことから通期業績予想を当初予想通りとしている。

 しかし、下半期は繁忙期であり、上半期の利益が、当初予想の赤字から黒字転換していることもあり、通期業績予想の大幅上振れも期待できる。

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