【株式市場】直近上場銘柄には波乱あったが日経平均は後場回復し4日続伸

株式

◆日経平均の終値は1万9879円81銭(20円00銭高)、TOPIXは1603.18ポイント(2.80ポイント高)、出来高概算(東証1部)は18億4455万株

チャート13 20日後場の東京株式市場は、朝から続いた円高基調が鈍化し、前場はほとんど軟調だったファナック<6954>(東1)が後場の取引開始から堅調相場に転じるなど強い銘柄が目立ち、日経平均は14時40分頃からスルスル上げて堅調相場に転換した。4日続伸。主な株価指数はすべて高い。

後場は、関西ペイント<4613>(東1)などの塗料株が評価見直しの様子で全体に一段強張り、日本エム・ディ・エム<7600>(東1)も評価不測とされて高値を更新し、ルネサスエレクトロニクス<6723>(東1)は米紙報道で独企業の接近観測とされて急伸。日本エンタープライズ<4829>(東1)は電子商取引の事業譲受などが好感されて前場から高く、JVCケンウッド<6632>(東1)アイサンテクノロジー<4667>(JQS)は自動運転技術のZMP(非上場)を巡る思惑などが言われて高い。

本日上場のベルシステム24ホールディングス<6183>(東1・売買単位100株)はコールセンターなどを展開し、公開価格は1555円。9時6分に公開価格を5.0%下回る1478円で売買が成立し初値がつき、14時過ぎに1483円まで上げて大引けは1405円となった。

上場2日目のロゼッタ<6182>(東マ・売買単位100株)は20日も買い気配をセリ上げて初値がつかず、大引けは公開価格695円に対し5.3倍の3680円の買い気配。

同じくあんしん保証<7183>(東マ・売買単位100株)は11時5分に公開価格1460円に対し3.9倍の5730円で初値がつき、6050円まで上げたが後場急落して大引けはストップ安の4730円となった。

東証1部の出来高概算は18億4455万株(前引けは8億5655万株)、売買代金は2兆1857(同9694億円)。1部上場1916柄のうち、値上がり銘柄数は1139(同703)銘柄、値下がり銘柄数は623(同1047)銘柄。

また東証33業種別指数のうち、値上がりした業種は18業種(前引けは7業種)となり、値上がり率上位の業種は、化学、サービス、医薬品、小売り、その他製品、建設、鉱業、食料品、電気機器、などとなった。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  2. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…
  3. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  4. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る