【株式市場】ロシア機撃墜で国際緊張の予感が漂い日経平均は反落だが材料株は高い

株式市場

◆日経平均の前引けは1万9822円15銭(102円74銭安)、TOPIXは1594.31ポイント(11.63ポイント安)、出来高概算(東証1部)は10億6144万株

チャート13 25日前場の東京株式市場は、トルコ軍によるロシア軍機の撃墜事件を受けて漠然と国際緊張への懸念が漂い、鉄鋼株や資源株が強い半面、自動車株や電機・精密セクターの主力株が重い展開となった。日経平均は10時30分にかけて一時134円14銭安(1万9790円75銭)まで下げる場面があった。前引けも102円74銭(1万9822円15銭)となり、昨日までの5日続伸から反落模様となった。半面、材料株に資金が集まり、東証マザーズ指数と日経JASDAQ平均は高い。

材料株を選別物色する動きは活発で、昨日に続いてシャープ<6753>(東1)が官民ファンドによる支援の期待などで活況高となったほか、日本管理センター<3276>(東1)アパマンショップホールディングス<8889>(JQS)が「民泊」関連株との連想などから急伸し、MRT<6034>(東マ)は医療費抑制政策に乗るとの見方や遠隔医療などへの期待が言われてストップ高。リプロセル<4978>(JQG)は英社買収が好感されて再び急伸。着用ロボ関連株も高い。昨日初値がついたロゼッタ<6182>(東マ)は一時ストップ高。

東証1部の出来高概算は10億6144万株、売買代金は1兆634億円。1部上場1918柄のうち、値上がり銘柄数は480銘柄、値下がり銘柄数は1307銘柄となっている。

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