【狙い場・買い場】エレマテックがミニ・ゴールデンクロス、連続増配年88円配当へ

狙い場・買い場

 エレマテック<2715>(東1)は、ミニゴールデンクロスを示現。好業績の割安銘柄として注目したい。同社は、携帯電話や薄型テレビなどで使用される意匠部品や電子部品から樹脂をはじめとする電気材料まで多岐にわたるアイテムを提供している。ユーザーからのオーダーに対し、同社は世界的なネットワーク網を駆使して最適なアイテムを提案。さらに既存の製品では高度なニーズに対応できない場合は、世界中のあらゆる製品の特徴を踏まえ、あらゆる技術の組み合わせを検討して、これまでにない新たな企画を立案し、開発し、アッセンブリまで行っている。スマートフォン向けデバイス及びディスプレイ関連部材の販売活動に注力している。従来取り組んできた海外ネットワークの拡充展開により、引き続き海外売上高が増加している。

 今2016年3月期・第2四半期業績実績は、売上高が1212億4100万円(前年同期比40.9%増)、営業利益が40億6100万円(同11.1%増)、経常利益が42億0700万円(同12.6%増)、純利益が30億6000万円(同17.5%増)に着地。

 通期業績予想は、売上高が2400億円(前期比32.0%増)、営業利益が81億円(同9.8%増)、経常利益が82億5000万円(同16.6%増)、純利益が60億円(同17.5%増)と連続最高益更新を見込んでいる。年間配当は88円(同23円増)と連続増配を予定している。

 株価は、4月21日に上場来の高値3280円をつけた後、8月25日に年初来の安値2403円と調整を挟んで10月30日高値2999円と上昇。その後、2900円を軸にモミ合っている。スマートフォン向けデバイス及びディスプレイ関連部材が好調で、今期予想PER10倍と割安感がある。配当性向(連結)30%維持で株主還元率が高く、配当利回り2.9%と利回り妙味はソコソコあり見直し余地はある。ここからの押し目に注目したい。(N)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■全従業員にAI活用徹底、業務改革を本格化  LINEヤフー<4689>(東証プライム)は7月14…
  2. ■50年以上親しまれたかぜ薬が国内市場から姿を消す?  大正製薬は7月14日、塗るかぜ薬「ヴイック…
  3. ■鈴鹿8耐で新型CBコンセプト登場  ホンダ<7267>(東証プライム)は7月11日、大型ロードス…
2025年9月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■01銘柄:往年の主力株が再評価、低PER・PBRで買い候補に  今週の当コラムでは、買い遅れカバ…
  2. ■日米同時最高値への買い遅れは「TOPIXコア30」と「01銘柄」の出遅れ株でカバー  日米同時最…
  3. ■東京株、NYダウ反落と首相辞任で先行き不透明  東京株式市場は米国雇用統計の弱含みでNYダウが反…
  4. ■株式分割銘柄:62社に拡大、投資単位引き下げで流動性向上  選り取り見取りで目移りがしそうだ。今…
  5. ■金先物相場を背景に産金株が収益拡大の余地を示す  東京市場では金価格の上昇を背景に産金株が年初来…
  6. ■大統領の交渉術が金融市場を左右し投資家心理に波及  米国のトランプ大統領は、ギリシャ神話に登場す…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る