【狙い場・買い場】エスアールジータカミヤ500円割れで調整完了感、2ケタ増益で利回り、PER割安

エスアールジータカミヤ 2445

 エスアールジータカミヤ<2445>(東1・売買単位100株)は2015年1月高値からの調整が最終局面に来ているとみられる。今3月期の22%増益を見直す相場が予想され500円以下は狙い場とみられる。

<株価の歩みと位置>

 今年1月の1197円を年初来高値に右肩下がりの展開である。8月の826円と11月の495円という2つの下値のフシを切って12月14日には481円まで下げた。

 年初来高値に対し今の水準は4.0合目である。12年暮れの110円台から15年1月の1157円まで約10倍に値上がりした反動が今回の下げの主な理由といえる。

<注目理由>

 年初来高値からの下げ幅が716円、下落率では59.8%に達し、値幅整理は最終局面とみられる。また、2016年3月期・第2四半期の営業利益が前年同期比27.6%減の11億2500万円だったことを嫌気して下げたが、今回の下げでこの点はほぼ織込んだものとみられる。

 今3月期通期では新型の足場「iqシステム」が好調で営業利益は前期比22.7%増の38億円の見通しで1株利益は51.6円、配当は年10円を予定している。

 さらに、注目される点は、このほど発売の会社四季報・新春号ではiqシステム、超高層用移動式背昇降足場などが首都圏、復興工事用に好調見通しから営業利益41億円、1株利益55.4円と予想していることだ。配当についても年10~13円とみている。

 今期予想ベースで利回り2.1%、PER9.3倍と割安水準である。500円を下回ったことで中期投資での妙味は膨らんだといえる。

<買い水準&目標水準>

 月足チャートでみれば400~470円は厚い下値支持ゾーンがある。このため、足元の480円前後は狙える水準とみてよいだろう。

 反発に転じれば、先ず、26週線(923円)が戻りの目安となるだろう。その後は現在、人気停滞の建設株に人気が高まれば関連有望銘柄として上値のフシとなっている850~900円が見込めそうである。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  2. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…
  3. ■節約志向が市場を動かす?  日本の消費者は、節約志向と低価格志向を持続しており、これが市場に影響…
  4. ■投資家の心理を揺さぶる相場の波  日米の高速エレベーター相場は、日替わりで上り下りと忙しい。とく…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る