【銘柄フラッシュ】東洋合成が急伸し新規上場3銘柄は2銘柄が初値持ち越す

銘柄フラッシュ

 25日は、12月期末配当や優待を確保する権利付最終日だったが、東証1部の売買代金は13時を回っても1兆円台に乗らず、欧米投資家がXマス休暇とあって商いが低調。前場堅調だったキヤノン<7751>(東1)が後場は軟調になり0.05%安など、12月配当銘柄の動きはマチマチだった。中で、明治ホールディングス<2269>(東1)は2.1%高となり高値を更新。優先株の処理完了が伝えられた三井住友建設<1821>(東1)は3.8%高と高い。日本エンタープライズ<4829>(東1)は格安スマートフォン向けの使い放題アプリ発表を材料に4.4%高、スマートEブック<2330>(JQS)は地方創生関連株とされて4.5%高と反発し、東洋合成工業<4970>(東1)は業績予想の増額を好感して29.7%高の急出直りとなった。

◆本日は3銘柄が新規上場。
カヤック<3904>(東マ、売買単位100株)は累計400万ダウンロードを超えたゲーム「ぼくらの甲子園」などを世に出し、前場は買い気配のまま値がつかず、公開価格560円に対し70%高の952円で買い先行。大引けも1288円で買い気配。
エクストリーム<6033>(東マ、売買単位100株)はゲーム開発エンジニア派遣などを行ない、前場は公開価格1400円を70%上回る2380円で買い気配。大引けも3220円で買い気配。
東京ボード工業<7815>(東2、売買単位100株)は、9時12分に公開価格2180円に対し8%安の2005円で初値をつけ、安値は2005円、高値は2060円、終値は2018円。

 東証1部の値上がり率1位はネクスト<2120>(東1)の7.3%高となり不動産情報サイトの掲載物件数増加などを材料視、2位はアデランス<8170>(東1)の6.3%高となり投資ファンドの撤退を好感、3位は神戸物産<3038>(東1)の5.7%高となり2015年2月1日付けの株式分割に期待が強まった。

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