【高見沢健のマーケット&銘柄ウォッチ】三協フロンティアはオリンピック関連の超割安銘柄、工期短縮に強み

高見沢健のマーケット&銘柄ウォッチ

2015年は「人手不足」の深刻化が一段と進みメリットを受ける三協フロンテア<9639>(JQ・売買単位1000株)に注目したい。

仮設ハウスの大手で建設現場での人員と工期が大幅に削減できる特色を生かし、オリンピックを控える首都圏中心に想定を上回る引き合いが入っている。このため15年3月期は売上高300億円、経常利益37億円、純利益21億円、1株利益94.5円(従来予想は同290億円、同33億円、同19億円、同85.5円)の見通しに上方修正。さらに、16年3月期は売上高330億円、経常利益41億円、純利益23億円、1株利益103.5円と続伸の見込み。

ROE(株主資本利益率)は今期9.5%、来期10.4%に向上する見通し。1株当たり純資産は14年9月末で996.4円で、900円処の株価ではPBR0.9倍、また今期の配当は年30~33円、来期は30~36円と予想され、仮りに年30円で時価の予想配当利回りは3.3%と高利回りが享受できる。PERも今期9.5倍、来期8.7倍と割安で注目できる。(証券ジャーナリスト)

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