【株式市場】米利上げに対する不透明感が後退し材料株も強く日経平均は大幅反発

◆日経平均の終値は1万9049円91銭(484円01銭高)、TOPIXは1540.72ポイント(38.17ポイント高)、出来高概算(東証1部)は21億2914万株

チャート4 16日後場の東京株式市場は、前夜のNY株高と今朝の全体相場急伸によって米国の利上げに対する不透明感が後退し、日経平均は13時過ぎに488円99銭高(1万9054円89銭)まで一段高となり、3日ぶりに反発。終値での1万9000円台は12月11日以来となった主な株価指数はすべて高い。

 後場は、日産自動車<7201>(東1)などの自動車株が一段強い展開となり、NTTドコモ<9437>(東1)などは割安料金の行政指導が伝えられたが後場も堅調。天昇電気工業<6776>(東2)は2016年5月に創業80周年のため記念措置などに期待とされて急伸し、ラクオリア創薬<4579>(東マ)旭化成<3407>(東1)グループの旭化成ファーマとの共同研究が進展したことにともなうマイルストーン収入などが好感されてストップ高。モルフォ<3653>(東マ)は引き続きデンソー<6902>(東1)との提携などが材料視されてストップ高の急反発。

 東証1部の出来高概算は21億2914万株(前引けは10億9441万株)、売買代金は2兆5293億円(同1兆2184億円)。1部上場1927銘柄のうち、値上がり銘柄数は1641(同1581)銘柄、値下がり銘柄数は225(同248)銘柄。

 また、東証33業種別指数は32業種(前引けも32業種)が値上がりし、値上がり率上位は、証券・商品先物、油素養機器、銀行、情報・通信、保険、その他金融、石油・石炭、食料品、など。安い業種は前引けと同様に空運のみとなった。

 

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