【株式市場】上場間もない銘柄など好調で材料株が強く日経平均は持ち直す

◆日経平均の終値は1万8916円02銭(70円78銭安)、TOPIXは1531.28ポイント(5.82ポイント安)、出来高概算(東証1部)は23億5580万株

チャート14 21日後場の東京株式市場は、円相場が午前中に比べて円安基調を強めたことや、上海総合指数が約1カ月ぶりに3600ポイント台を回復したことなどが言われ、日経平均は前引け前の335円67銭安(1万8651円13銭)から時間とともに回復して一時6円安まで持ち直す場面があった。主な株価指数もかなり持ち直した。

 後場は、リニカル<2183>(東1)が12月末の株式分割などに期待再燃の様子で一段ジリ高の上場来高値更新となり、キーウェアソリューションズ<3799>(東2)はマイナンバー法による安全管理措置などが言われて大きく出直り、ペプチドリーム<4587>(東1)は前週末のノバルティス社に続き今日はジェネンティック社やロシュ社との提携が好感されて一段高。リアルワールド<3691>(東マ)は仮想通貨ビットコインへのポイント交換に関する提携などが引き続き好感されて2日連続ストップ高。

 上場2日目のアークン<3927>(東マ・売買単位100株)は公開価格1360円の約3.6倍の4925円で初値がつき、その後ストップ高の5630円まで上げて大引けもこの値で高値引け。

 本日は新規上場が2銘柄あり、マイネット<3928>(東マ・売買単位100株)は9時32分に公開価格1680円を16%上回る2005円で初値がつき、前場ストップ高の2505円まで上げ、大引けも2505円のストップ高。

 ビジョン<9416>(東マ・売買単位100株)は9時19分に公開価格2000円を11%上回る2213円で初値がつき、高値は前場の2390円、終値は2210円。

 東証1部の出来高概算は23億5580万株(前引けは11億439万株)、売買代金は2兆5382億円(同1兆960億円)。1部上場1930銘柄のうち、値上がり銘柄数は438(同149)銘柄、値下がり銘柄数は1400(同1727)銘柄。

 また、東証33業種別指数は12業種が値上がり(前引けは全33業種が値下がり)し、値上がり率上位の業種は、非鉄金属、鉄鋼、パルプ・紙、空運、食料品、電力・ガス、石油・石炭、情報・通信、などとなった。

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