【村山貢司の気象&経済歳時記】平成28年の気象は?

4、5月は真夏並みの暑さ、夏物商品が早めに動く

村山貢司の気象&経済歳時記 平成27年は異常気象の連続であった。夏の前半は都心で猛暑日が8日も連続するなど記録的な猛暑になった。8月の中旬以降は一変して天気が悪く低温になり、9月には台風の影響もあって気象災害が各地で発生した。これらの異常気象の原因の一つはエルニーニョである。エルニーニョ現象は12月末がピークで、春以降は収まる見込みだが、影響は夏の前半まで残りそうだ。

 平成28年は冬から春にかけてはエルニーニョの影響が強く、シベリアからの寒気が南下しにくいために、気温は高めの日が多い。しかし、月に2回から3回寒気が入るために寒暖の差が大きくなりそうだ。初夏は平年より高温で4月から5月にかけては真夏のような日もある。このために夏物の動きは例年より早くなるだろう。梅雨入りは平年並みだが、梅雨明けはやや遅れそうである。夏の前半の気温は平年並みかやや低いが、夏の後半は猛暑になり、秋まで高温が続くであろう。冬の訪れは比較的早くなる可能性が高い。

 季節を平均的に予想すればこのようになるが、近年の傾向は日本付近で偏西風が突然大きく蛇行し、それが大規模な異常気象の原因となっている。平成28年も同様で、異常気象の規模が拡大しているために経済にも影響を与える恐れがある。(村山貢司=気象予報士・経済評論家)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■レジレス無人店舗やスマート案内など、デジタル施策を集約した初の次世代店  ホームセンターのカイン…
  2. ■読書感想文から見えるヒット本動向、新作首位は『イン・ザ・メガチャーチ』  note<5243>(…
  3. ■耐衝撃性と高平坦性を備えた次世代AR材料  三井化学<4183>(東証プライム)は12月10日、…
2026年1月
 1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031  

ピックアップ記事

  1. ■金融政策転換が映す相場の地殻変動、投資視点は次の段階へ  長期にわたり株式市場を押し上げてきた金…
  2. ■為替が握る業績相場の行方、円安継続が選別相場を加速  株式市場が金融環境主導の相場から業績重視の…
  3.  再生可能エネルギーの次を見据えた次世代エネルギー分野では、実用化への距離が縮まりつつある核融合発電…
  4. ■AI圏外で存在感を増すディープ・テック、次世代エネルギー関連株に再評価余地  ハイテク株市場では…
  5. ■米国政治と金融政策が揺さぶる新年相場  新春相場は、1月早々から重要イベントや主要経済指標の発表…
  6. ■干支格言「辰巳天井、午尻下がり」は再現するか  新年あけましておめでとうございます。いよいよ20…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る