【株式市場】「サウジとイランの断交など懸念要因があり日経平均は一時515円安

2016 大発会

◆日経平均の前引けは1万8541円41銭(492円30銭安)、TOPIXは1515.60ポイント(31.70ポイント安)、出来高概算(東証1部)は9億7016万株

チャート9 4日前場、新年初取引(大発会)の東京株式市場は、直近のNY株式が178ドル安だった上、今朝は「サウジアラビアがイランと断交」(ロイター通信)などと伝えられ、地政学的な緊張への懸念が台頭。石油資源株には高い銘柄があったが、日経平均は215円13銭安の1万8818円58銭で始まった。10時頃には、中国の12月PMI(製造業購買担当者景気指数)が景況感の分かれ目の「50」を10カ月連続で下回ったと伝わり、日経平均は一時515円11銭安(1万8518円60銭)まで下落。前引けも492円30銭安だった。

日経平均は215円13銭安の1万8818円58銭で始まった

日経平均は215円13銭安の1万8818円58銭で始まった

 中で、さくらインターネット<3778>(東1)が「フィンテック」(金融とITの融合)技術などへの期待でストップ高となり、アクモス<6888>(JQS)は「ドローン」(小型無人飛行体)ビジネスに期待とされて一時ストップ高。ラクーン<3031>(東マ)はスマートフォンの無料通話アプリ「LINE」との提携などが材料視されて続伸。

 東証1部の出来高概算は9億7016万株、売買代金は1兆1533億円。1部上場1935銘柄のうち、値上がり銘柄数は213銘柄、値下がり銘柄数は1640銘柄。

 また、東証33業種別指数で値上がりした業種は「鉱業」1業種のみとなり、値下がり率の小さい業種は石油・石炭、鉄鋼、水産・農林、精密機器、非鉄金属、その他製品、卸売り、などとなっている。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  2. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…
  3. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  4. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る