日本エム・ディ・エムは人口関節など自社製品切り替え効果で収益急向上

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■自社比率80%、今3月期2ケタ増益、一括6円配当

 日本エム・ディ・エム<7600>(東1)は、ジョンソン・エンド・ジョンソンとの販売契約を2013年3月期に終了し、米国子会社オーソデベロップメント(ODEV)社製品の拡販を推進している。自社製品比率上昇による売上原価率低下効果で収益拡大基調だ。米ODEV社製の人工膝関節製品は中国でも薬事承認を取得している。

 自社製新製品の動向としては、米国で14年1月に米ODEV社製の人工膝関節製品「BKS-Momentum」と「E-Vitalize」を販売開始した。日本では14年5月に人工膝関節製品「BKSオフセットティビアルトレイ」を販売開始した。自社製品比率は2015年3月期では80.0%に達している。

 今期(16年3月期)通期の連結業績予想(10月13日に増額修正)は、売上高が前期比12.6%増の133億50百万円、営業利益が同23.5%増の16億円、経常利益が同28.8%増の14億円、純利益が7億30百万円(前期は3億91百万円の赤字)としている。前回予想(4月30日公表)に対して売上高を50百万円増額、営業利益を2億円増額、経常利益を2億円増額、純利益を30百万円増額した。配当同1円増配の年間6円(期末一括)で予想配当性向は21.8%となる。

 株価は昨年来高値が759円(11月24日)、同安値は583円(7月9日)、今年1月5日終値は743円。

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