ファーストコーポレーションが正午に増配など発表し後場急伸

株式市場 銘柄

■第2四半期の利益倍増など受け配当性向も20%から30%に拡大

 ファーストコーポレーション<1430>(東マ・売買単位100株)は12日の後場一気に堅調転換する始まりとなり、前引けの1075円(45円安)に対して後場寄り後は1199円(79円高)。正午に第2四半期決算(2015年6~11月)と配当予想の大幅増額を発表し、2016年5月期末配当を従来見通しの17円から25円の見込みとしたことなどが好感された。株価は全体相場の後場一段安などにより直近高値1243円(15年10月)に届いていないが、こうした好業績・増配銘柄は全体相場の安定化とともに再度評価されることが少なくない。

 前期実績配当は、15年12月に株式4分割を行ったため調整後は8円75銭になる。発表では、より一層の利益還元を図る目的で、純利益に対する配当性向を前期までの20%から30%に引き上げるとした。第2四半期決算(6~11月)は営業利益が前年同期比2.1倍、純利益も同2.2倍になり予想を大きく上回った。

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