【今日の言葉】刑法犯罪とアベノミクス

 『刑法犯罪とアベノミクス』=2015年・暦年の刑法犯罪数が10.9万件と戦後最低になったという。これまでの最低は1973年(昭和48年)の119万件だったという。一方、最高は平成14年(2002年)の285万件だったというからピーク比で実に6割以上の減少である。

 犯罪と景気の間には密接な関係があるようで、たとえば日経平均でみれば件数ピークの2002年はバブル崩壊後の不況で日経平均は8578円に沈んでいた。一方、犯罪の少なかった1973年当時は住宅、自動車等の内需好調で株式相場は強かったように記憶している。昨年2015年もアベノミクス効果で日経平均は2万円台に乗せた。

 これからも犯罪件数は隠れた有力な経済指標として注目されそうだ。仮に、今年2016年が犯罪件数増加となるようならアベノミクスに陰りとみることができるだろう。

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