【引け後のリリース】大塚家具がセール好調で業績予想を大幅増額

引け後のリリース

■前12月期の業績見通しを営業利益、純利益とも従来予想の4倍に

 大塚家具<8186>(JQS・売買単位100株)は27日の取引終了後、2015年12月期の業績予想を大幅に増額修正して発表し、営業利益は従来予想の約4倍の4.37億円になる見込み(前期は赤字)とした。第4四半期に入り、11月から開催した「全館全品売りつくし」などが寄与した。

 純利益の見通しも同じく約4倍の3.59億円の見込み(前期は4.73億円)とし、増額後の1株利益は19円38銭の見込みとした。同催事の影響により売上総利益率が想定を下回る一方で、売上総利益額は想定を上回る見込み。決算発表は2月12日に発表の予定とした。

 このところの株価推移をみると、2015年12月下旬に配当の権利落ちによって100円ほど株価水準を下方修正し、15年末の終値は1534円。年明けは全体相場の急落に影響され、4日に発表した12月の店舗売上高比較が前年同月比16%の増加と好調だったにもかかわらず1月21日に一時1351円まで下押した。27日の株価終値は1379円(4円安)。テクニカル的にはまだ下値が確認できないとの見方があるが、300倍に近かったPERが70倍前後に急低下し、PBRは0.7倍台のため、ひところに比べれば大きく割安感が出てきた印象になる。

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