【狙い場・買い場】ダイヘンは柱上変圧器大手、電力の配電網整備受け好環境

狙い場・買い場

 ダイヘン<6622>(東1)は、ミニゴールデンクロスを示現。好業績の割安株として注目したい。同社を取り巻く経営環境は、中国を中心としたアジア圏の景気に減速感が見られるものの、企業収益の改善を背景に国内において設備投資が好調を持続するなど、全体として堅調に推移している。このような状況の下、新中期経営計画”DAIHEN Value 2017”に基づき、「ダイヘンならではの製品価値」の創出・市場投入に取り組んでいる。

 今2016年3月期第2四半期において、電力機器事業では、国内では配電網強化を背景に電力会社向けの柱上変圧器等の需要が増加したほか、東南アジアでも民需向け大形変圧器の需要が堅調に推移。また、中国電機製造株式会社を連結対象に加えたこともあり、電力機器事業全体は好調。溶接メカトロ事業では、自動車関連投資に一服感が見られたが、国内において造船及び建築向けを中心に堅調に推移。半導体関連機器事業では、半導体製造装置関連の設備投資が依然高水準で推移しているほか、FPD関連でも大型投資が増加に転じ、好調に推移している。

 今16年3月期第2四半期業績実績は、売上高が608億1200万円(前年同期比15.8%増)、営業利益が43億2100万円(同53.6%増)、経常利益が43億8800万円(同44.9%増)、純利益が40億1700万円(同2.1倍)に着地。

 通期業績予想は、売上高が1320億円(前期比8.1%増)、営業利益が92億円(同9.3%増)、経常利益が95億円(同5.7%増)、純利益が70億円(同20.5%増)を見込んでいる。年間配当8円(第2四半期末4円、期末4円)継続を予定している。

 株価は、昨年6月9日につけた昨年来の高値719円から同9月8日に昨年来の安値512円と調整。同12月15日安値516円と売り直されて底値確認し、1月8日高値653円と上昇。その後、モミ合っていたが、ミニゴールデンクロスを示現し、出直る動きを強めつつある。1月5日に三菱UFJモルガン・スタンレー証券が、投資判断を「バイ」継続で、目標株価を740円から780円に引き上げ、来2017年3月期業績予想を独自に上方修正している。今期会社予想PER11倍台と割安感があるほか、24か月移動平均線がサポート、ロボット関連のテーマにも乗っており、中長期で上値を試す可能性はありそうだ。(N)

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