アールシーコアの第3四半期は期首契約残高の増加や販社部門の順調な期中契約により増収増益

■連結契約高は78億88百万円と消費増税後の落込みが残る前年同期から12.4%増と伸長

 アールシーコア<7837>(JQS)の第3四半期は、期首契約残高の増加や販社部門の順調な期中契約により、増収増益であった。

 今期16年3月期第3四半期連結業績は、売上高92億47百万円(前年同期比2.7%増)、営業利益5億54百万円(同4.0%増)、経常利益5億36百万円(同0.0%増)、純利益3億63百万円(同3.6%増)。

 連結契約高は、78億88百万円と消費増税後の落込みが残る前年同期から12.4%増と伸長している。

 セグメント別の業績を見ると、直販部門は、売上高26億82百万円(同6.1%増)であったが、利益面では人件費増もあり1億72百万円(同9.8%減)。契約高は、23億30百万円(同7.3%増)となっている。

 販社部門は、売上高59億22百万円(同5.1%増)、セグメント利益11億44百万円(同5.1%増)と増収増益。契約高は、45億61百万円(同19.3%増)と伸びている。

 BP社は、主に岐阜展示場の昨年度の受注不振と今第2四半期までの受注不足で、売上高10億32百万円(同21.4%減)、セグメント利益3.5百万円(同92.4%減)と大幅減収減益。しかし、施工効率改善策により施工利益率も改善傾向にある。契約高は、9億73百万円(同0.1%増)と微増。

 北米部門の売上高は、4億76百万円(同12.0%減)、セグメント利益15百万円(同4.6%増)であった。

 通期業績予想に対する進捗率は、売上高71.1%、営業利益85.2%、経常利益85.1%、純利益95.5%と利益の進捗率が高いことから、上振れも期待できる。

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