テクマトリックスの第3四半期はアプリケーション・サービス事業が増収大幅増益で黒字転換し、全体でも大幅増益となる

■情報基盤事業、アプリケーション・サービス事業共に過去最高の売上を達成

 テクマトリックス<3762>(東1)の第3四半期は、情報基盤事業は増収増益、アプリケーション・サービス事業は増収増益で黒字転換したことで、全体で大幅増益となった。

 16年3月期第3四半期連結業績は、売上高150億79百万円(前年同期比16.2%増)、営業利益7億74百万円(同42.6%増)、経常利益7億77百万円(同47.2%増)、純利益4億47百万円(同90.0%増)であった。

 情報基盤事業の業績は、過去最高となる売上高101億60百万円(同18.1%増)、営業利益6億75百万円(同12.9%増)と2ケタの増収増益。

 アプリケーション・サービス事業は、こちらも過去最高となる売上高49億18百万円(同12.4%増)、営業利益98百万円(前年同期△54百万円)と増収大幅増益で黒字転換。

 通期業績予想に対する進捗率は、売上高73.9%、営業利益59.5%、経常利益59.8%、純利益53.2%と利益面での進捗率が低く見えるが、当社の場合は第4四半期に利益が集中する傾向があるため、計画通りといえる。

 例えば、前期の通期業績に対する第3四半期の進捗率を調べると、売上高70.4%、営業利益48.0%、経常利益46.6%、純利益40.2%である。

 今期の第3四半期の進捗率は、前期の第3四半期の進捗率をすべて上回っているため、通期業績予想の達成は期待できる。

 株価は、年初来の最高値1921円(1月5日)から1321円(1月21日)まで急落したが、その後反発が始まっている。

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