【編集長の視点】マークラインズは配当権利落ち安値水準から5連騰、業績続伸・連続増配期待を高めて直近IPO株買いが増勢

編集長の視点

マークラインズ<3901>(JQS)の大発会の株価は、昨年2014年大納会の終値に対して411円高の3330円と通算して5営業日続伸して始まり、12月26日につけた配当権利落ち後安値2581円から出直る動きを強めている。昨年12月に月間で28社に達したIPO(新規株式公開)ラッシュが一巡し、投資魅力のある直近IPO株を見直す展開が、昨年12月26日の実質新年相場入りとともにスタートしており、同社株にも、前2014年12月期の好業績・増配に続く今12月期業績の続伸・連続増配の期待を高めて買い増勢となっている。

■自動車産業に特化した情報サイト運営で調達活動とマーケティング活動をサポート

同社は、自動車産業に特化したオンライン情報サービス「自動車情報プラットフォーム」事業を中心にコンサルティング事業、受託調査事業、人材サービス事業も加えた「自動車産業ポータル」サイトを運営している。1台の自動車を開発、生産、販売するのに関係する完成車メーカー、部品メーカー、材料メーカー、設備・機械メーカー、ソフトウエアベンダー、運輸会社、商社などグローバルに多岐にわたるサプライチェーンの情報を、情報収集と情報発信の2つのツールによって企業間取引(B2B)として日本語・英語・中国語の3言語で提供し、関連企業の調達活動やマーケティング活動を支援している。会員企業は約1700社に達し、このうち約39%が米国、欧州、中国、韓国、タイなどの外国企業で占められ、主要顧客は14万人となっている。

業績も連続増収増益と好調に推移、目下集計中の前2014年12月期業績は、昨年12月16日のIPO時予想通りに売り上げ10億4500万円(前々期比22.7%増)、経常利益3億2200万円(同33.2%増)、純利益2億700万円(同34.9%増)になったと推定され、配当も、28円(前々期実績24円)と連続増配を予定している。続く今2015年12月期業績は、IPOに際して同社の酒井誠社長が、業績は経常利益で年率2割増を目指し、配当にも前向きな発言をしたと伝えられたことから期待を高めている。

■前期配当の増配権利取りでストップ高し3分の2戻しクリアから全値戻しに挑戦

株価は、公開価格1980円でIPOされ3510円で初値をつけ上場来高値3670円まで買い進まれ公開価格比ストップ安と下ぶれ上場来安値2320円と売られたが、新興市場のIPO株として異色の増配予想をしていることを見直して配当権利取りの買い物も再燃してストップ高で2915円をつけ、配当権利落ち後には最高値から最安値までの調整幅の3分の1戻し水準までリバウンド、大発会では3分の2戻しをクリアしてきた。全値戻しチャレンジに弾みをつけよう。(本紙編集長・浅妻昭治)

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