【話題株】「小顔にみえマスク」のユニ・チャームは花粉症の季節が迫り5日続伸

■一部では中国の「春節」大型連休中に新たな「爆買い」の期待も

 花粉症の季節を目前に、気象予報士・村山貢司氏が本紙への寄稿で「いま小顔にみえるマスクが人気」とした新商品「小顔にみえマスク」のユニ・チャーム<8113>(東1・売買単位100株)は、2日の後場も5日続伸基調を続け、13時にかけては2465.5円(27.5円高)前後で強い相場となっている。

 ユニ・チャームのホームページによると、「小顔にみえマスク」は、女性のあごや頬にフィットするラウンドフォルムを実現し、着用すると「すっきり小顔に見える」というもの。どのみちマスクをつけるのなら、オバハン顔になるマスクよりは小顔にみえるマスクがいいに決まっている。

 株式市場で花粉症関連銘柄といえば、マスク製品や素材、うがい・除菌薬、ドラッグストア、メガネショップなどが挙げられ、もちろん、ユニ・チャームも有力株のひとつだ。

 年初からの値動きは、全体相場の下げに押されて1月21日に一時2035.0円まで下押したが、すでに昨年末の終値2477.0円をほとんど取り戻し、この数日は回復力の強さが注目されている。今期も最高益を連続更新する見込みで、業績面では文句なし。「小顔にみえマスク」は、2月7日からの中国の「春節」大型連休で新たな「爆買い」の対象になるといった期待もチラホラしている。

 ほかに主な花粉症関連銘柄は、マスク製品では日清紡ホールディングス<3105>(東1)ダイワボウホールディングス<3107>(東1)ロート製薬<4527>(東1)小林製薬<4967>(東1)など。うがい、除菌、抗アレルギー剤などでは協和発酵キリン<4151>(東1)花王<4452>(東1)大幸薬品<4574>(東1)ライオン<4912>(東1)など。また、マツモトキヨシホールディングス<3088>(東1)などのドラッグストア銘柄、メガネのジェイアイエヌ<3046>(東1)などが挙げられている。

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