【話題株】寿スピリッツが8営業日続伸、計11560円高で上場来高値更新、菓子業界での高成長ぶり経営に一段と評価

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kotobuki.jpg 寿スピリッツ<2222>(東1)は、130円高の5800円と8営業日続伸、この間の上げ幅は1560円と大幅で、快調に上場来高値を更新している。2月1日発表の16年3月期第3四半期累計連結業績は大幅増益で、通期予想に対する進捗率も高水準だった。過去最高更新の通期業績予想は再増額が濃厚だろう。インバウンド消費関連、地方創生関連も注目点となる。株価は好業績を評価して上値追いの展開だろう。(写真=寿スピリッツの河越誠剛社長)

 2016年3月期第3四半期累計(4月~12月)は、売上高が前年同期比11.1%増の190億78百万円で、営業利益が同53.9%増の24億28百万円、経常利益が同54.1%増の24億63百万円、純利益が同79.0%増の16億86百万円だった。売上、利益とも第3四半期累計として過去最高を更新した。「シュクレイ」を中心とする首都圏エリアでの販売強化、駅・空港でのインバウンド対応強化、商品のプレミアム化など積極的な事業展開で大幅増収増益だった。利益面では製造採算の改善や経費の効率的使用なども寄与した。売上総利益率は54.8%で同2.1ポイント上昇、販管費比率は42.1%で同1.4ポイント低下した。

 通期の連結業績予想については、前回予想(10月26日に増額修正)を据え置いて、売上高が前期比6.9%増の245億60百万円、営業利益が同31.5%増の26億75百万円、経常利益が同30.5%増の27億円、純利益が同43.3%増の18億70百万円としている。配当予想(5月13日公表)は前期と同額の年間40円(期末一括)で予想配当性向は22.2%となる。

 出雲大社・伊勢神宮の遷宮特需反動影響の一巡に加えて、シュクレイを中心とする首都圏エリアでの販売強化、駅・空港でのインバウンド対応強化、商品のプレミアム化など重点施策の積極展開、さらに製造採算の改善や経費の効率的使用も寄与して最高益更新予想だ。売上総利益率は54.4%で同1.2ポイント上昇、販管費比率は43.5%で同0.8ポイント低下を想定している。

 通期会社予想に対する第3四半期累計の進捗率は、売上高が77.7%、営業利益が90.8%、経常利益が91.2%、純利益が90.2%である。クリスマス・年末年始需要などで第3四半期の構成比が高い収益構造であることを考慮しても高水準である。通期業績予想は再増額が濃厚だろう。

 株主優待制度は毎年3月末現在の株主に対して実施している。100株以上所有の全ての株主に対して2000円相当の自社グループ製品、200株以上所有の全ての株主に対して4000円相当の自社グループ製品を贈呈し、さらに1000株以上所有株主に対して3000円分のグループ直営店舗優待券(優待券の代わりに指定商品への交換も可)を贈呈する。

 今期予想連結PER(会社予想の連結EPS180円27銭で算出)は31~32倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間40円で算出)は0.7%近辺。マーケットでは、「決して成長産業とは言えない菓子業界にあって高成長を続けている同社の経営は立派」(中堅証券)との見方だ。中期8000円を目指して上値を伸ばしそうだ。

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